高田屋 嘉兵衛

豪商。

江戸幕府と密着した政商との評価もあるが、労働者へは充分な賃金を支払い、開拓、窮民救済などを積極的に行い、自己の利益のみを追求したわけではない。

明治政府樹立後に私財没収されているが、その大半は、各藩への貸付金(貸米)などである。

現在、彼の子孫が館長を務める博物館(北方歴史資料館)では、北前船や、箱館に関する詳細かつ貴重な資料が展示されている。